院長ブログ

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2022.01.22更新

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たとえば、ストリートパフォーマンス。

今の若い人たちは、ラップのようなストリート系の音楽というのが、黒人がアメリカで差別を受けつつ、ああいう音楽を生み出した、ということを真面目に受け止めているわけではないんです。現象というか風俗として受けとめているだけなんです。

それが流行しているから、それがカッコいいから、ということで風体まで真似してやっているけれど、それは表面をなでるだけだから、自分の血となり肉となり、というのとは全然違う。それをいくら楽しんでも、その先どうしたって限界があるし、次の流行が来たら、サッサとそっちへ乗り換えるということでしょ。別に流行を追いかけるのは悪いとは思わないけれど、それがすべてだったら、虚しくてしょうがない。それは人に操られているだけですからね。むしろ、自分で自分の好きなものを作って、仲間たちをグループで集めてつくっていったほうが楽しいし、ずっと長続きしますよね。

 

楽しみというのは、本当にいろんなものがあるわけ。

例えば、ゲームや園芸や料理やなんでもいいけれど、ひとり遊びができる。そうじゃない人は、仲間がつくれる。それでもない人は、自分で物語がつくれる。これは、ひとり遊びができるとやや重なるけれど、物語がつくれるというのは、幻想の世界、虚構の世界を作り上げることができること。それはもう、いろんな喜び方があるわけだから。自分がどのタイプなのかを自分である程度見極めて、楽しんでいったら良いと思う。

このうちどれかができれば、生きている上での楽しさが倍増することでしょう。

 

院長 高橋龍太郎著書『人生にはしなくてもいいことがいっぱいある』より抜粋

 

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高橋院長のひと言

一人遊びは、究極のエンターテイメントです。

今はもう誰も使わなくなった「ネクラ」という言葉がありましたけど、群れずに一人で、本やゲームやネットで遊べる世界は無限です。

 

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タカハシクリニック 院長 高橋龍太郎

投稿者: 医療法人社団こころの会 タカハシクリニック

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