院長ブログ

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2021.09.02更新

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人間には色々なリズムがあります。ごくまれに「朝から晩まで能天気」という人もいるけれど、それはごく一部の人で、多くの人は午前中調子が悪いとか、夕方グッタリ疲れるとかでしょうね。

人間にとって不快な期間、「不快の重さ」みたいなものが重いと、その日が不快で彩られてしまいます。

ですから「イヤな感じ、自分にとって気持ち良くない」ということをどこまでニュートラルにするか、ということが「気持ち良くいられる最大の秘訣」なのです。

心理学では、恐怖の体験とか、ものすごく不快な体験、高所恐怖症といったことを、自分にとって心地良い、良いイメージをぶつけて中和を図ります。

「不快」をニュートラルにするためには、この方法が、いちばん理にかなっているトレーニング法です。

そして、そのイメージトレーニングを繰り返す。

そうすると結果的に、不快なものが「気持ち良くなる」わけではないけれど、「ニュートラル」になる。

つまり、マイナスがゼロになるということなわけです。もともとプラス五をプラス一〇にするのは結構大変。でも、マイナスをゼロにするのは、平均までたどりつくわけだから、そんなに大変なことではないんですね。人に抜きん出て自分が伸びているところを二倍三倍にするのは超人的な努力だけれど、平均まで行かせてみる。「人並みに、あまり不快を感じないようにする」というのは、そんなに努力はいらない。

 だから、「自分をいつも気持ち良くできる人」というのは、切り替えのすごく上手な人。イヤなことがあると、そのときそのとき別の気持ちの良さとバッティングさせて消し去ることができる人のことなんです。

例えば、「朝、会社に行きたくない」とか「午前中いつも駄目だ、仕事も調子が出ない」のであれば、自分にとって気持ちの良いこと、好きな音楽とか、香り、色、そういうものをその時間帯にうまくぶつけて「中和を図る」。つまり、「中和法」ですね。そういうやり方ができれば、不快感に引きずられるということがないわけですね。

 

院長 高橋龍太郎著書「人生にはしなくてもいいことがいっぱいある」より抜粋

 

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高橋院長のひと言

不快感をなくすことはできません。せめてそれを「どちらでもいい」くらいの感情におとしこむこと。それが大切なことです。 

 

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タカハシクリニック 院長 高橋龍太郎

投稿者: 医療法人社団こころの会 タカハシクリニック

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