院長ブログ

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2021.07.20更新

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誰でもそんなことのひとつやふたつは必ずありますよね。私は最近でこそ楽観主義者で通っていて、あまり人の言葉にクヨクヨしなくなりましたが、それでも四〇年も前に言った自分の恥ずかしい言葉や、他人から言われた非難を思い出しては、ギャーと叫びたくなるような感情に包まれることがあります。

若い頃は、みんな自意識の塊が歩いているようなもの。

「ここんとこ、ちょっと太ってない?」と友人に言われたら、身も世もないくらい恥ずかしくなって、体中が火を吹いたように赤くなってしまう。

「もっとミスをなくしてもらわなければ困るよ」と上司に言われると、自分は仕事の能力がないから、もうこの会社を辞めたほうがいいのかもしれないと悩んでしまう。

特に最近目立つのは、若い人の自信のなさ。こんな美人が・・・と思える人が、私は太っていて醜いですか、と相談に来たり、国立大学卒のエリートなのに仕事ができない、とうつになったり・・・。

たぶん原因は、育ってきたプロセスに問題があるのでしょう。親は子どもに対し、その存在していることそのものに自信を植えつけさせるべきなのに、そんな親は周りから評価されたときだけ、子どもを評価することを繰り返してきたのではないでしょうか。そのために、大人になっても、その人たちは、周りの評価だけ気にして、いつも自信がない。なぜなら、周りの評価というのはどんどん変わっていくものだからです。 

そんなとき私は、まずその人たちの繊細さをほめてあげることにしています。

そして、その次に、周りからいろいろ言ってくるのは、周りの人があなたに関心があるから。それは幸せなことだ、と説明してあげます。周りから関心も払われないようになったら、言葉ひとつかけてもらえなくなるのですから。

不快な感じが頭の中に渦を巻いているときは、それ以外の脳の活動やからだの動きが止まってしまっています。ですから、それを再開させてあげればいいのですから、簡単です。

1)大声をあげて、言った本人の悪口を言う。走る。

  まるで、古びた青春ドラマのワンシーンのように思うかもしれませんが、これはわりと効果的です。  

2)シャワー、お酒、アロマテラピーなどのリラクゼーションを行う。

  ゆったりとした気分で、頭の中身をほぐしてあげる。不快感がゆっくり溶け出すのが分かります。

3)言われた言葉の意味をゆっくり考え直してみる。

  多くの言葉は傷つきやすい人々にはナイフで心臓をえぐられたように鋭く感じるものですが、客観的に見てみると、ノドに刺さった小さな小骨のようなもの。水を一杯思いきり飲めば消えてしまうくらいのもの。

4)どうしても、忘れられないとき。

  思いきり寝る。寝るというのは、それだけで、その間に脳が不快な思い出をうまく記憶の底へとしまいこんでくれる修復作業なんです。誰にでも与えられている、こんな特別な能力を感謝しましょう。

 

院長 高橋龍太郎著書「人生にはしなくてもいいことがいっぱいある」より抜粋

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高橋院長のひと言

たくさん食べる、よく寝る、大声で喋る。たいていのことはこれで解消します。

なぜなら、ここに人の基本形があるからです。 

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タカハシクリニック 院長 高橋龍太郎

投稿者: 医療法人社団こころの会 タカハシクリニック

2021.07.06更新

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投げ出したくなって、お酒を飲みに行くのはOK。明日にはなんとかなる!と寝てしまうのもOK。私はそう思います。

それくらいでちょうどいい。生真面目になりすぎない、そうしないと自分の限界を超えて頑張りすぎて力尽きて心身を病んでしまうからです。

夜間の勤務に従事している人の場合は、昼夜逆転の生活であっても、それなりにリズムが一定しているなら、自律神経系の乱れは起きにくいものです。

長いことずっと夜型の生活をしてきた人が急に朝型に切り替え、睡眠時間帯を一変すると、かえって脳や体に負担をかけ、不調が生じる場合もあります。

あまりに不規則な生活になってしまう人の場合は要注意です。

たとえば、頻繁に海外出張し、ジェットラグなどものともせず、エネルギッシュに活動している人もいますが、実は体に相当の負担がかかっていると思われます。

仕事の都合でたびたび出張しなければならないとしても、努めて体への負担を軽くしてやる必要があります。

その方法は人により微妙に異なるのですが、機内では食事をせずに胃腸を休めるとか、できるだけ早く現地時間に体をならすために、睡眠の時間帯を調整することのほか、できる限りのことを試していただきたいと思います。

24時間営業の店に勤務し、早番、遅番、深夜番と3交代シフトになっているという人もいます。この場合もリズムがあまりにも不規則なため、自律神経系が乱調になり、うつになりやすいので注意が必要です。

自衛策として、休日は1日中寝る。

疲れを取るには、とにかく眠ることが一番です。よく眠って疲れをとり、自然の生体リズムを取り戻してください。

 

院長 高橋龍太郎著書『仕事も人間関係も「いっぱいいっぱい」にならない方法』より抜粋

 

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高橋院長のひと言

「寝る子は育つ」は、子供のためだけの言葉ではありません。                            

「寝る大人も育つ」のです。                                            

    hana     hana                                 

 

タカハシクリニック 院長 高橋龍太郎   

投稿者: 医療法人社団こころの会 タカハシクリニック

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