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2026.06.23更新

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神経症は、不安神経症、強迫神経症、抑うつ神経症など、数えきれないくらいの種類がありますが、基本的には、ある種の環境不適応な精神状態が長時間続くことをいいます。

たとえば、強迫神経症というのがいちばんわかりにくいと思いますが、これは自分の手が汚く感じられてしょうがないから、一日に30回から50回も手を洗うとか、鍵をかけて家を出たのにかけ忘れたような気がして、10メートルくらい歩くとまた戻って鍵をかけ直すというのを30回くらい繰り返すとか、そのような症状を呈します。

不安神経症とは、たとえば電車に乗る時、「ここで特急電車に乗ったらもう降りられない。途中でオシッコがしたくなったらどうしよう。不安でしょうがない」というように思い込み、胸がドキドキして電車に乗れなくなるとか、「この街を歩いていて地震でも起きたらどうしよう。自分はもう逃げられなくなる」などと思い込んで盛り場に行けなくなるというような症状を現します。

抑うつ神経症とは、気分が優れず、ずうっと抑うつ的でやる気が出ないまま、一年も二年も過ぎてしまうというような形で現れます。

われわれにはなじみのあることばですが、最近はこの「神経症」ということばはあまり使われなくなりました。アメリカで「DSM-Ⅲ」(精神疾患の診断・統計の手引第3版)が出されてからの傾向で、表面に現れている事象で示すようになったので、たとえば不安神経症は「不安障害」と呼ばれるようになりました。

これは、神経症はドイツ語で「ノイローゼ」、英語で「ニューロシス」といい、語源はニューロンで「神経の病」という意味で使われていました。すると、今の患者さんは心とは別に神経系というのが体の中を走っていることを知っていますから、心の病なのか神経の病なのか混乱してしまうわけです。

もともとは、ノイローゼは神経によって起こるものと考えられたからそのように名づけられたのですが、現代では誤解を生むからそういう呼び方はやめようということになってきたのです。

それに代わって、心の作用が表にあらわれた形を分類して、特にアメリカなどでは、不安障害、強迫性障害、摂食障害などど呼ぶようになってきています。

 

 

 

 

院長 高橋龍太郎著書 「勝ち負け」にこだわらない、自分流の生き方より抜粋

 

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投稿者: 医療法人社団こころの会 タカハシクリニック

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