院長ブログ

TEL:03-5703-1321

2026.05.07更新

 c            t

 

 

 

 

情報過多に振り回される社会の中では、現実の行動に臆病になってしまい、傷つかないために、距離を置いていつも見続ける。駄目になったときの情報が行動を起こす前にインプットされているから身動きがとれない。モノとの関係もそう、人間との関係もそう。地域とも、政治ともそう。もちろん、恋愛もそう。熱いホットな関係を続けるとすぐに裏切られるから、執着しないようになるんです。

第一、恋愛になかなか発展しない。執着しないようにするから、この人を失っても別に唯一無二とも思わないし。男も女も。本当かそうじゃないんですけれど、「本当はそうじゃない」と気づくのは、女性は三十代なかば、男性が四十歳くらいになって絶望的に気づくのです。「オレの老後は淋しい」って。だけど、そうなったら遅いんだけれど。

でも、ハタチそこそこは、もう生意気盛りだから、そんなふうにして冷ややかに生き続ける、低温で生きる。低温で生きるというのは、何か防衛的になっているんですよ、すでに。そういう処世術を身につけているんです。小さい頃から。何かを期待して膨らませるとしぼむぞ、とずーっと言われ続けている。

 

子供の頃って、例えば「遊園地に今度行こう」と親戚のおじさんに言われたりしても、社交辞令だとは思わないじゃない。だから、すごく期待していたのに、いつまでたっても連れていってもらえない。向こうはそんなつもりじゃなかったり、親に「そんなのアテにしちゃ駄目よ」のように言われて。「あ、そういうもんなんだ」って、学習してしまったりする。こういうことが繰り返されると、はなから期待しては駄目なんだって思ってしまうようになる。これは大人が悪い例だけど、確かにそういう側面もないではない。

でも、現実は「ディズニーランドも十回も行けば飽きるよね」って子どもがそう感じてる。

「熱中しているママなんかバカみたい」って冷めっちゃって。ママは「喜びの根っこ」みたいなのを持っているから、何度行ってもうれしいんだけれど、子どものほうは、白けてしまっている。楽しさを「引っ掛ける根っこ」みたいなのがなければ、人間が生きていく喜びなんてない。その「生きていく喜びの根っこ」をもらえなかった。そういう若い人たちが、いつも「つまらない、つまらない」って言うんです。

よくスターが旅先のコーディネーターとか、外国人とあれよあれよという間に結婚しちゃったりするでしょ。国内では誰でもスターのことを知りすぎているから、誰も声をかけない。だから素直に声をかけて来た人とびっくりするくらい簡単に恋愛が成立して、結婚に至ってしまう。

人間関係も同じこと。情報に振り回されないで、自分の気持ちを素直に表現することが、人間関係を熱くする第一歩です。

 

 

 

b               f

 

 

 

院長 高橋龍太郎著書 『人生にはしなくてもいいことがいっぱいある』より抜粋

 

 

 

h

投稿者: 医療法人社団こころの会 タカハシクリニック

SEARCH

CATEGORY

WEB予約はこちら
WEB予約はこちら
PageTop